大人も子どもも楽しい児童書

子どもも大人も楽しい児童書のススメ【札幌・図書館事情!】

※本記事はアフィリエイト広告を含みます

私は小さい頃、本を読むのが好きだった。

 

8歳の頃だろうか。
地震があって避難準備をしたとき、幼い私が小脇にかかえたもの。

【おやつの入ったカンカン】と、【お気に入りの本】。

当時の私にとって本は必須。本があればどんな環境でも違う世界に行くことができて、退屈しないから。
おやつも必須。想像力を働かせるとお腹空くからね。
最強の二つをとっさに選んだ神童・わたし。

 

もし自分に子どもが生まれたら
『子どもとやりたい憧れシチュエーション個人的TOP5に、
『子どもが寝る前に、一緒に読書』がランクインしていた。

絵本タイム
これこれ

大人になってからは音楽活動と仕事の往復で、ずっと読書の時間が取れなかったけれど、
夢に見た、本を子どもと一緒に読む時が来た!!

特にハリーポッターシリーズを寝がけに読んであげたい!
一緒に楽しみたい!
いや、もう自分が読み上げたいだけ!!

 

しかしハリーポッターは長いし、字ヅラが多く、うちのわんぱくムスメに断られた。

まあいいでしょう。数年後のお楽しみ。わくわく。
(数年後も断られるか)そわそわ。

 

 

お子さんに本好きになってもらいたい!
というお母さん・お父さんは多いと思いますが、

何より親自身が楽しんでいると、より子どもも好きになりやすいような気がするのです。

 

なので、本記事では『大人も一緒に楽しめる』をコンセプトに、
主に我が街・札幌の図書館事情も併せてお伝えしたいと思います。

そしてなんと、建築業界の巨匠・安藤忠雄氏が、
札幌市に図書館を建築寄贈してくださるという【2025最新】ビッグニュースが!!

後ほど詳しく。
また後半では図書館に行けない方にオススメツールもご紹介します!

大人も楽しい!おすすめ児童書

図書館に行って、
毎回「ねーねー、これにしようよ〜」と親のワタシが、子どもにおねだりしてしまった本たちは以下の通りです。
※本の画像から楽天市場にて購入できます

私が今までいろんな図書館に行って、子どものために借りた本の中で、
個人的にこれは大人でも楽しめた!!これはいい!
グルーヴした本を少しご紹介いたします。

オススメ絵本を紹介するサイトは多々ありますので、
主に絵本以外の児童書を中心に。

物語絵本紹介については、プロを後ほどご紹介!

■らくだいにんじゃ らんたろう・こどもおはなしランドシリーズ
/尼子騒兵衛著・ポプラ社出版

言わずと知れた、30年以上もアニメ放送されている、
忍たま』大人気シリーズ。

これね〜アニメしか知らなかったのだけど、
児童書として1991〜2009年に、
ポプラ社から刊行されたシリーズ本のおもしろさすごい。

忍術の解説やキャラクターの豊富さ、お話の内容もさながら、ページ全体の絵と文字の配置にかなりの工夫がされていて、感動。
まだ本バージョンを読んだことがない!という方、絶対おすすめ。

現在、電子書籍としては見ることができますが、新品本は入手困難。

是非近くの図書館で借りて見てみてくださいね。

■輪切り図鑑クロスセクションシリーズ
/スティーブン・ビースティー絵、リチャード・プラット著、
宮坂 宏美訳・あすなろ書房出版

細かーーい!描写が細かーーい!!
夜見るには目がキツーい!!

でもこれは表紙からしてワクワクする。
人体断面や帆船、建物や乗り物。

あんなものからこんなものまで輪切りにできないものを輪切りにして、
わかりやすく解説してあり、そこにいる人たちが細かーい描写でイキイキとうごめいている。

ウォーリーがいても見つからないであろう。
解説の字も老眼には厳しい細かさだけど、
「お母さん見えないから(悲)」と言って子どもに読んでもらうも好し。

■河童大百科(かっぱだいひゃっか)
/水木しげる著・小学館クリエイティブ出版


妖怪好きなら必ず通る、水木しげる氏の本たち。
中でもこれはなんと河童だけに特化した図鑑で、カッパだけでこんなに書くことある?て絶対思うけど、かなりの内容ボリュームとなっている。

これを読めば、必ずクラス1の河童博士になれる。
親子の合言葉は「しりこだま」!

■迷路絵本シリーズ
/香川元太郎(著・絵)、香川志織(著・絵)
PHP研究所出版

ベッドで迷路をやられると、親の方が先に眠くなる。
だけどこの迷路は、アイテムを探しながら歴史の場面であったり、文明や物語の場面であったりの細やかな、楽しげな迷路。
勉強にもなるので親も嬉しい!

20周年を迎えた330万部突破の人気シリーズで、20種類も刊行されているので、いろいろな図書館でやったことのないシリーズを見つけるのも楽しい。
親にも刺さるテーマがきっとある。

隠し絵や隠し迷路もあったりで、何度も開きたくなること請けあい。

■ふしぎの図鑑(小学館の子ども図鑑プレ NEOシリーズ)
/白數哲久監修・小学館出版

シリーズの中でも、この世の中のふしぎについて答えてくれるこの図鑑がおもしろい。
子どものどうして?なんで?という欲求を満たしてくれるに違いない。

「空はどうして青いの?」とか、「ふだん食べてる卵はあたためてもヒヨコは生まれない?」とか・・・大人でも説明に困ることがたくさん。

しかし、知り過ぎも禁物という落とし穴ハッケン。

「流れ星は実は宇宙のチリやただの小石」という事実を突きつけられたムスメは、「小石なんて、ウチの庭にもあるじゃん」としょんぼり。

また「雲に乗れるか?」のページでは、雲に乗れない事実にさらにしょんぼり。

まだ知らなくてもいい事実もあるのだなあと母は思う。
子どものうちは、まだまだキラキラした心を持っていて欲しい!と思う方は、自己判断でページを飛ばして読むことをオススメします・・・

どの本も、ムスメが図書館で返却したあと、自宅用に欲しがった一品。
一度返して再度借りることもしばしば。
(そして一部買った。)

買う前に、本当に欲しい本が見つかるのも、図書館のいいところ。

 

日本には、公共図書館としてそれぞれの地方公共団体が管理している図書館の他にも、大学や企業が運営している施設や、個人が管理している小さな私設図書館などたくさんあります。

次は、我が街・札幌の(児童書の扱いがある)図書館事情をお伝えします!

札幌の図書館

■札幌市運営の公共図書館

札幌市では、中央図書館を始めとして、各区民センターや各地区センターの中、さらに地区図書館として各区に市の図書館が必ずありますし、小学校の図書館を開放している場合もあります。

大人が本を楽しむ場所は大学やブックカフェなどありますが、ここではお子さんも一緒に楽しめるライブラリーを紹介します。

中央図書館前の通りを走る市電
中央図書館前の通りは市電も走っていて、いい感じ
【SAPPORO観光写真ライブラリーより】

市が運営している図書館では、札幌市民や、市外に住んでいても
札幌市に通勤・通学している方は借りることができます。
もちろん読むだけならどなたでもOK。

 

最寄りの図書館受付で貸出カードを作ると、(運転免許証など本人確認書類が必要です)
一度に10冊借りることができ、返却は2週間以内

借りた本に次の予約が入っていなければ、延長もできます。
子どもの分と自分の分も発行すれば、一度に20冊!
借りることができますよ〜

詳しくは【札幌市の図書館HP】へ

webで借りたい本を検索して、最寄りの図書館になくても
取り寄せて借りることもできます。

【札幌市図書館蔵書検索・予約】はこちら

■札幌・札幌近郊の私設図書館

札幌市が運営管理する図書館の他にも、あります!

大人も子どもも楽しめる図書館。

ふきのとう文庫

こちらは公益財団法人で、札幌の桑園にある子どものための図書館です。赤ちゃんもOKな布の絵本や、フェルトおもちゃもたくさんあり、人気の図書館。筆者もよく出没していた。

今では市販でも人気の布の絵本ですが、日本においては、なんとこちら歴史のある、ふきのとう文庫さんが発祥とか。

JR桑園駅から徒歩10分、駐車場も数台ありますよ。
イベントも多数あるようなので、是非行ってみてくださいね。
【ふきのとう文庫公式HP】

その他ミニ・マイクロ図書館

コミュニティハウスを兼ねた小さな私設図書館として、図書の貸し出しなどを行っている施設もあります。

Google Mapとかで探してもいいんだけど、情報が記載されていなかったり、あやふやだったり・・で、いいサイト見つけました。

全国・海外にも展開していて、個人から誰でも、どこかの一角を利用して図書館を始められるお手伝いをしてくれる
一般社団法人『まちライブラリー』では、『本が気軽に読める場所』をたくさん提供してくれています。

【まちライブラリー公式HP】

意外とおうちのすぐ近にあるかも!?

上記リンクHPのメニュー『まちライブラリーを探そう』をクリックすると、好きな場所を検索することができます。
ご近所のライブラリーを探してみてくださいね。
いつもの図書館とは違う輪が広がりそう。

ブックカフェ /江別 蔦屋書店<えべつ・つたやしょてん>

本を汚す確率が高い、子どもが利用できるブックカフェがあるなんて。

こちらは札幌ではありませんが、お隣の江別市に全国展開する蔦屋書店が2018年にオープン。
図書館ではないものの、なんとスタイリッシュな広〜い店内で、
スタバのコーヒーを飲みながらゆっくり好きな場所に座って読んでもいいという!!

本好きにとっては天国!!

買わなくてもいいのに(汚したら買取なんでしょうけれど)、飲食OKなんて、図書館とは違う楽しみ方ができるのはステキすぎる。

しかもキッズコーナーもあり、ボーネルンドなど子ども向けのショップをはじめ、フードコートも充実。

ワクワクしかない空間。

【江別 蔦屋書店公式HPリンク】

そしてそして。Grooveニュースですよ。

■安藤忠雄氏が札幌市に子ども図書館を設計・建設寄附!!

2025年5月、嬉しいニュースがありました。
安藤忠雄建築研究所、札幌市が
「(仮称)子ども本の森」完成イメージを公開。

世界中にある、ステキな建築と内装の図書館に憧れていたけれど、札幌には残念ながらありそうでなかった!
そこにきて、しかもあの安藤忠雄氏が建てて下さるとは!!

場所はなんと北大の敷地の中、正門や南門近く。

コンクリート打ち放しの建築を世に広めた言わずと知れた建築界の巨匠、
世界中で話題の建築物を手がけている安藤氏が、自ら設計・建築費を負担して、子どものための図書館『こども本の森』を全国に寄付する活動を行っている。
実は大阪をはじめ、札幌で6施設目!

 

これは嬉しい!どんな空間になるのか楽しみでしかない。

絶対行く!!開設予定は2026年夏頃。

 

詳しくはコチラ↓↓
札幌市の図書館HP>図書館の指針・計画・活動
>【令和8年夏「こども本の森 札幌・北大」がオープンします】ページ

このプロジェクトで大学内に設置するのは、初!だそうです。
大学の図書館に行きたくても、基本子どもは連れていけないし、これは場所的にもおもしろそうだぞ・・・!!!

北大生や研究者たちのお勧めなど、北大ならではの面白そうな企画にも期待したい!
北大にしかない、札幌の歴史にまつわる資料なんかを是非是非、閲覧させて欲しいなあ。

同じ敷地内に博物館もあるし、子どもと北大に行く機会が増えそうだ。

…駐車場は周辺の有料駐車場を利用するしかないのだけど、どうにか連携して車でも利用しやすくして欲しいなあ…

いろんな図書館はあるけれど、そもそも図書館に行く時間がない!
忙しくて期限中に返す自信がない!
ネット社会とはいえ、絵本を自分で選ぶにもよくわからない!
という方ももちろんいらっしゃるでしょう。

最後に個人的にオススメの絵本オンラインサービスをご紹介します。
出産祝いやお孫さんへのプレゼントにも絶対オススメしたい!!!

オススメ!絵本のオンラインサービス

WORLDLIBRARY【ワールドライブラリー】

ワールドライブラリーさんは、海外の選び抜かれた絵本を日本語翻訳して、出版している会社。

海外の本を読むことで、日本では当たり前のことが他の国では違う!
と大人でもビックリの発見もあり楽しいし、子どもたちの人生の引き出しが増えることでしょう。
コーチャンフォーやTSUTAYA・蔦屋書店など実店舗でも取り扱いがありますが、特にオンラインサービスが充実しているのでご紹介します!

■WORLDLIBRARY PERSONAL
/絵本の定期購入

1歳から7歳までを対象とする海外絵本を
月額1,300円(税・送料込み※2025年6月現在)で月1冊、
選書のプロが発達段階に合わせて厳選して送ってくれる
というサブスクサービスです。
下の画像をクリックするとサービスページが見られます。
【年齢別ラインナップ】から、覗いてみてください。
これはカワイイ・・・!

たくさんある名作の中から、プロが選んでくれるのはありがたい!
そしてオンラインショップで買うよりも、送料込みだしお値段もかなりお得。

そして海外の本って、表紙も日本のものよりカラフルで絵もなんだかカワイイ。インテリアに洋書を置きたがるジャケ買いタイプの私は、ものすごく海外の絵本に惹かれる。
プレゼントにしてもかわいいよね・・・。
出産祝いなど単発のプレゼントだったら、サブスクではなくオンラインショップでの購入もできます。
次に紹介するセットがとてもおすすめ。

■しかけ絵本ギフトセット

子ども大好き、しかけ絵本セット。
小さな指で絵を動かしたり、びよーんと大きく広げたりたたんだり。

3冊セット3,850円(税込・送料込※2025年6月現在)。
オンラインショップ限定のギフトセットは他にもあるようです。

あ!!うちのムスメが好きな『ピンクー・シリーズ』のセットもある…!

ばあたんにおねだりしよう。

このセットの中の『あおいよるのゆめ』は発売10周年になるそうです。

■WORLDLIBRARY ENGLISH
/音楽CD付・原語版絵本

翻訳版ではなく原語版の本に、CDがセットになっているサービスもあります。
CDはネイティブの方の朗読かな…と思いきや、独自に作曲したメロディにのせて、絵本の文を歌にしており、音楽だけでも楽しめるという、なんと手の込んだことを!!

胎教に興味ある方は良さそうだし、乳幼児に英語に慣れ親しんでもらうにも良い。
CDとは別に、音楽ダウンロードできるようになったらもっといいなあ…今後ラインナップも増えるようだし、乞うご期待!

■大画面で絵本!自動読み聞かせアプリ
/プロジェクター(アラジンXシリーズ)

たまたま筆者宅で導入しているプロジェクター
(ポップインアラジン/現アラジンX)
の中に、なんとワールドライブラリーさんのアプリが最初から入っています。

壁一面に映像が映し出される、おウチがプチ映画館みたいになるステキなプロジェクター。
ワールドライブラリーのアプリを開くと、絵本が見開きで壁いっぱいに映し出される。
見やすいし、自動読み聞かせ機能もあるので、プロの心地よい声で読んでくれるため、親も一緒に寝落ち必至。

アラジンXアプリ「せかいのえほん」より
壁いっぱいの見開き絵本。

【ワールドライブラリー公式HP】/メニューの【Books】内、【年別別でさがす/3歳・4歳】の絵本一覧にも載っている、
『123のゆめみてる』、『アンジェロのいろあつめ』、『キイロドリ ゆめをかなえる』の3冊は、オンラインショップで1,100〜1,760円(税込)ほどしますが、すべてアラジンX内のアプリ内で無料で読めちゃうのです。

さらにアラジンXだと月額360円(※2025年6月現在)で一冊配信され、閲覧できるようになります。
好きな本を閲覧したい場合は、一冊購入も可能。
※定期購入を解約すると、過去に配信されたものは見れなくなるので注意。

 

しかも5ページも試し読みができるので、続きが読みたい!というものだけ購入できるため、失敗がないのも良い。

 

またプロジェクターは、光が壁に当たっているので間接的で目に優しく、寝る前に見ても安心。
うちは居間に設置してあるのですが、ムスメは勝手に自動読み聞かせをつけて、いつのまにか一人で寝ていることも。

下の動画は旧ポップインアラジンのコンセプトムービーですが
1:43あたりに、ちらっとプロジェクター絵本のイメージが流れます。

絵本目当てでプロジェクターを買う方は少ないでしょうが…
アラジンXシリーズはなんと普通の照明にもなるし、TVも見れる。

お引っ越しなどで照明器具やプロジェクター購入を検討中の方は、かなりおすすめです。

2025年バズりにバズった『スイカゲーム』も、元々旧ポップインアラジンの中のオリジナルゲームなので、無料でできちゃいます。

またこの記事で紹介しませんでしたが、眠くなる心理学的な仕掛けが話題となった絵本『おやすみ、ロジャー』の朗読も搭載されているんです。
※ムスメはだいたい2ページで落ちます。
ちなみに、ついでに添い寝していた父はもっとはやく落ちます。

 

話がちょこっとそれましたが、こちらのワールドライブラリーさんのアプリも好きだったのでご紹介でした。

ネット社会の現在、電子書籍でももちろん本は読めますが、いつもスマホやタブレットで本を閲覧するよりは、子どもには特に、本のページをめくったり重さを感じたり、紙の匂いを感じてもらいたいと母は思うのです。

 

ということで、地域の図書館は是非とも残して欲しい文化。

近年の財政悪化や、本離れによる利用者の減少で、図書館運営が厳しい傾向にあるようです。

たくさん利用して、デジタルネイティブ時代の子供たちにも本当の本をたくさん体感してほしいなあ。

 

そしてそして、子どもたちが本の中のステキな世界のまま眠りについて、いい夢を見られますように!!

上部へスクロール