2024年9月、北海道から西友が消えた。
店内BGMに、ゴキゲンでソウルフルな洋楽を流してくれるスーパー。
他のスーパーではちょっと聴けないラインナップ・・
そして日本のソウルフルなバンド、クレイジーケンバンドがCMに登場してから、すっかり西友が大好きだったのに。
お買い物しながら‘’リンリンランラン’’してたのに。
(クレイジーケンバンド『昼顔』より)
CMソング(♪昼顔 byクレイジーケンバンド)
北海道からなくなったあーーーー!!
なんだよう!24時間営業なんかっっ!
ハァハァ。
そうは言っても2023年北海道で起きた卵不足のときも、24時間営業の西友に助けられた。
どこのスーパーも開店していない朝早くに行くと、卵が置いてあって、ありがたかった。
いろいろありがとう、北海道の西友。
くすん。
そして西友跡にはイオン。
いやね、イオンは嫌いじゃないよ。
『カルディ』好きだしさあ・・・
イオンモール札幌発寒【さっぽろはっさむ】
特に数あるイオンの中で、札幌発寒イオンが好き。
(こちらは西友跡地ではありません)
発寒(はっさむ)・・・出ました、北海道特有の地名ですね。
アイヌ語<ハチャム・ペッ(=ムクドリのいる・川)>由来とする、
屯田兵が入ってくる前から開拓に着手していた土地です。
あ、やばい。
こっちの話になるとついつい長くなりそうなので、また別の機会に。
時々テレビ中継も入ったりする、イオンの中でも大型店舗。
近くには札幌観光名所の『白い恋人パーク』もあります。
同じイオンでも、それぞれけっこう違うショップが入ってたりするけれど、個人的に好きなショップが入ってたりする。
例えば、北欧雑貨の『フライングタイガー コペンハーゲン』。
札幌は市街中心部の丸井今井にしかなかったから、発寒イオンにできた時はグルーヴしたものです。
そんな、マチナカに行けなくても近場のイオンに入っているショップがけっこうあるのです。
そんな発寒イオンに2023年4月、北海道初出店の豚カフェ
『mipig +cafe(マイピッグプラスカフェ)』がオープンしました。
うちのムスメちゃんは動物と触れ合うのがとにかく好きで、
普段からペットを飼いたがっており、飼ってあげたいけども。
旅行好きだしなあ…
とりあえず、動物とふれあえる場所には行きたいので
こちらのお店はチェックしていたのです。
mipig+cafe【マイピッグプラスカフェ】

予約必須なので、まずネットから予約しましょう。
当日でも、空きがあれば入れますよ。
予約はコチラから(お近くの店舗を選べます)
北海道ではここにしか店舗がないのです!
北海道の牧場にはブタちゃんいっぱいいるかもですが…
しかし、このカフェにいるのは『マイクロ豚』。
『ミニ豚』より小さく、ペットとして品種改良された40kg以下のブタちゃんを言うらしいけれど、マイクロ豚をペットとする方のSNSなど見ていると、40kg以上になる子多数。
みなさん愛情いっぱいに育てた証でしょう。
mipigさんのブタちゃんは、マイクロブタの中でも小さめなのが特徴。
発寒イオン一階の、フードコート側エレベーターで3階に上がると、
左手にヴィレッジヴァンガード。
右手にかわいらしいお店構えが見える。

予約した時間の10分前に受付を済ませ、バッグと靴を預けて、
タイガー並みにフライングするムスメを捕獲しつつ
注意事項を確認し簡単なアンケートを記入していざ入場。
※ここで『購入を検討』にチェックを入れると、店員さんに個室にいざなわれ、ゆっくりブタちゃんとふれあいながらお話をきくことができます。(たぶん)
そう、こちらのカフェではマイクロ豚ちゃんを購入することも可能。
詳しくはのちほど。
お会計は後払い
料金は『予約フォーム』から進むと、各店舗の最新料金が確認できます。
ちなみにイオンモール札幌発寒店の料金は以下のとおり。
(2024年10月現在)
※下記は入場料660円を含む金額です。
最初の25分まで一般1,760円/小学生1,210円/未就学児660円
以降延長30分ごとに550円(小学生330円)がプラスされます。
(未就学児は入場料のみ)
最新情報はコチラでご確認ください
(予約フォームからお好みの店舗へ進むと、予約の前に料金確認ができます。)
通常プランと個室プランどっち?!
予約の段階で、イオンモール札幌発寒店を探すと・・
『通常プラン』の他に『個室プラン』2つのボタンが!!!
なんですか!違いはなんですか!!
個室に入るつもりはなかったのですが、思いがけず入れたのでレポートいたします。
大きな違いというと…
①個室でないと、ブタちゃんの抱っこはできません。
(抱っこ嫌いの子もいるので、個室以外では抱っこ禁止となっています)
②ペットとして興味ある方は、スタッフにねほりはほり話をききながら、個室でゆっくりブタちゃんとふれあえます。
③通常だとカフェ内をブタちゃんが自由に行き来しますが、
個室ではタイミングが合えば、気になる子を連れてきてもらえたりと、けっこうリクエストを聞いてもらえます。
スタッフにいろいろ聞きたいことがある!という方は『個室プラン』で。利用料金プラス30分550円で利用できます。
個人的には、最初は『通常プラン』で予約するのがオススメ。
途中からでも個室に入ることができますし、
入場時のアンケートで『購入検討の意思アリ』にチェックを入れておくと、途中から店員さんが声をかけてくれます。
店員さんのお話はソコソコに、ゆっくり抱っこだけしたい・・・!
という方は、最初から『個室プラン』がよいでしょう。
通常プランでも、抱っこはできないですが、勝手に膝に乗ってきてくれる(特に居心地のいいオミアシの方は、何頭も群がります)ので、
たっぷりナデナデすることができます。十分癒されますよ!
中で飲食は?
『カフェ』というからには飲食しながらふれあえるのかな?
と思ったら、残念ながら食べながら・・・というシステムではありません。
ブタちゃんはとても食いしん坊なので、食べ物があると(ブタが)我を失い(笑)危険なため、ブタちゃん用おやつタイムもない模様。
そのためもあってか、店内には食べかすや獣臭もなく、とてもクリーンな雰囲気。
持ち込み食べ物も不可ですが、中にフリードリンクの自動販売機があるので、喉が渇いている方は、席に着く前に自動販売機に直行しましょう。

なぜなら。
一旦座ると、豚ちゃんたちが膝の上にずーーーっと居座って、動けなくなるからでえす!!
えーー。ブタってこんなに寂しン坊なのね…愛しいわあ。
しかしながら、近くのテーブルにドリンクを置いてみるも、愛でるのに忙しく、あまり飲む暇なくて、帰り際に一気飲みダヨネ。
※のどが渇きがちな方は、最初に2杯キープもアリ
ふれあいタイム
待ちに待ったふれあいタイム。
座った途端、ブランケットを膝にかける暇も無く、ブタちゃんが群がってきた。ムスメ大興奮。

しかし、ムスメの膝では小さいらしく、すぐ移動してしまった。
そして母・私の『全てを包み込む脚』の上に居座る大きめのブタ2頭。
店員さんによると、やはり大人の方が大きくて落ち着くらしい。
ムスメがっかり。
でも気を利かせて店員さんが連れてきてくれたりする。
しかしおい、わたしの足はブタの重みでシビれてきたぞ・・
めっきり私のラグジュアリーな脚から動かないブタちゃんだけど
スクッと立ったので「あら、行っちゃうのかい?」と思ったら、
部屋の隅にあるブタちゃん用おトイレで用を足し、
なんとまた戻ってきた…
うそだろ…

ブタの知能
子どものトイレトレーニングに苦労した私は、
ブタちゃんのトイトレもうまくできるだろうか…(すでに飼うイメージ)
でも、こちらのショップからお迎えするなら、既にしつけができているようなので安心かな・・
ちなみに、ブタちゃんは犬と同等レベルの知能。
研究実験で、チンパンジーなみの知能を発揮したブタちゃんもいるそう。
人間でいうと、だいたい3歳児並み。すごい。
感情も豊かで、甘えん坊の永遠の3歳児。
かわいい・・・
どのくらい大きくなる?
マイクロといえども、成長してブタちゃんが3歳くらいになると、20kgを超えてくる子も。
今のムスメと同じくらいの体重だなあ…
ムスメちゃんが小学生になり、どんどん大人になっていく寂しさを感じていた今日この頃、永遠の3歳児は魅力的。
(ブタちゃんの体重は倍になる可能性あるけど。)
そしてこの膝の上の重み…温かさ…
ずっと甘えて、膝からどかせたら怒る感じ…
(時間になって店員さんが膝からどかすと、ブヒブヒ怒る豚たちは、甘えん坊モードのムスメを彷彿とさせる。)
子育て終わって寂しいお父さんお母さんは、飼い始めたら懐かしさに涙することでしょう。たまらん。
そうは言っても3歳をすぎると、どーんと大きくなり
牙も生えてきたりなんかして、体重20kgで小1くらいですからね、
もし40kgに成長してしまったら、なんですかね…
頭をよぎる(千と千尋~の)ママとパパ
立派に成長して、うちのリビングで寝ている姿を想像した。
それはもう、大きさ的にはヨギボーマックスですね。しかもホカホカの。
(ビーズ補充不要)
※ちなみに、発寒イオンにはヨギボーのショップもありますので、
そちらの寝心地もお試し可。笑
カフェでは大きい子もいるので、お迎えしたい方はぜひぜひ、
成長した姿も愛でてみてくださいね!
マイクロ豚のいろんなお話
ふれあいタイムの終盤、周りを見渡すと居心地の良い落ち着く方のところには、膝の上にブタがこんもり集まっている。
気の利く店員さんがムスメのところに連れてきてくれたりするが、なかなか居座らないので、ムスメが満足できず個室に移動。
個室でたくさん、マイクロブタについてお話きけました!
オープンから1年経って、ブタが大きくなっている!という噂があったけれど、生後2、3ヶ月のブタちゃん多数いましたよ!
たまたま入園したのかな?(なんとなく、入荷・出荷とは言いたくない)
コチラから、店舗を選ぶと現在お店にいる子たちを確認できますよ
そんなこんなで30分はあっという間すぎる。
特に子どもを連れて行く場合、小さい子どもの膝より安定した膝にブタちゃんが集中しがちになり、子どもが物足りなくなる。
なので様子を見つつ、途中からでも個室がオススメですよ。
店舗で購入可能です
なんか、イノシシっぽいウリ坊柄の子がカワイイ〜と思ったら、レアらしく、お値段お高め。
でもピンクに黒ブチもカワイイんだな〜。
真っ黒にピンク鼻もキャワ・・・
価格も、コチラで確認可能

マイクロ豚は元々海外で人気があったのだけれど、
こちらのmipigさんが初めて日本でマイクロ豚の牧場を開いて、店舗を拡大させてきた模様。
そして北海道にも専用の牧場をオープンさせたみたいです!
これは北海道の方も、安心してお迎えできそう。
ブタちゃんの病気
豚ちゃん特有の病気はいくつかあるけれど、本州止まりで北海道ではまだ病気が上陸していないので、今のところワクチンはしないそう。
カフェ予約時の『注意事項』にも記載がありますが、
本州で豚ちゃんと触れ合った方は、しばらく北海道で豚に会ってはいけません。
これを知らないで北海道に菌を持ち込むと、豚のパンデミックが起こる可能性があり、北海道の畜産に想像を絶する多大な損害を与えることになります。
さらなる飲食業界、家庭にも直で関わる社会問題に。
考えただけで恐ろしい!!
そうでなくても、マイクロ豚は小さな、か弱い品種。
これは小型犬などにも言えそうだけれど、ペット用の小さな生き物は病気になりがちという覚悟を持って、お迎えしなければ。
あと、犬猫と違って、ブタちゃんを飼うには特殊な届出が必要。
ペット用と言っても、豚ということで『家畜扱い』となり
年に一度、市に届出が義務付けられている。
アフターケア
だいぶ日本でもペットとしての実例が増え、飼う上での情報が定着してきた模様。
この札幌発寒の店舗でもマイクロ豚ちゃんを購入することができ、お迎えした方たちは、1年間で80組くらいとのこと。(2024年10月調べ)
mipigさんでは豚ちゃんを購入すると、オーナー専用アプリに入会必須となっている。
獣医監修の餌を注文できたり、オーナー同士のコミュニティのほか、ちょっとした疑問や体調不良なども、病院にきかなくてもアプリのチャットで質問できるのは嬉しい。
アプリ月額が高額なものの、きちんとしたアフターケアと、軽い気持ちで購入させないというmypigさんの心意気を感じる。
日本でマイクロ豚を購入するには、個人ブリーダーさんから購入するか、mipigさんが最大手。
特に北海道でお迎えしたい場合は、なかなかブリーダーさんがおらず、やっぱり直接触れ合ってから決められる豚カフェが間違いない。
カフェでふれあってしまうと飼いたくなってしまう!!!
mipigスタッフさんはお世話の仕方のほか、ブタさんを飼う大変さも包み隠さず教えてくれるので、たくさんお話をきくといいと思いました!
興味ある方はぜひ行ってみてくださいネ
最後に言いたい
最初の話に戻りますが…
西友はなくなったけれど、実はBGMがおすすめなスーパーはちらほら。
札幌市西区で激安スーパーとして有名なマンボウも、BGMが古き良き時代のアメリカンで、オススメ。
しかもジャンルがソウル・ロック・オールディーズなど幅広い。
朝9時までにレジ入りすると牛乳やヨーグルトなどが一つもらえる(税抜1500円以上・要購入)のだけど、
頑張って朝イチから行ってジェイムスブラウンが流れた日には、もうそれはラッキーデイ確定。
マンボウでノリノリなの、私だけ。
北海市場では、なぜか他のスーパーでは聴かない『和ジャズ』が流れてたりする・・・
アークス系のフュージョンも捨てがたい・・・
みなさんもいつものスーパーで、BGMにも耳を傾けてみてくださいね。
楽しくお買い物、リンリンランラン!